• 092-292-0092
  • Fukuoka City, Hakata Ku, Hakata Eki Minami 2-1-5-8F c/o Di Santo Corporation
NBWA | Nishinippon Business Women Association

第4回NBWAビジネスセミナー レポート前編(2015年2月2日)

第4回NBWAビジネスセミナー レポート前編(2015年2月2日)

NBWA(西日本女性実業家協会 – Nishinippon Business Women Association)は、2015年2月22日、アクロス福岡にて、第4回NBWAビジネスセミナーを開催いたしました。

今回のビジネスセミナーでは、ビジネスプラン、融資、金融機関や投資家との付き合い方など、「事業資金」をテーマに、セミナー、ディスカッションなどを開催しました。
講師の皆様による、NBWA会員、そしてこれから事業を立ち上げようとしている方に向けたアドバイスを頂戴しましたので、ご紹介いたします。NBWAの特徴でもある、外国人起業家に向けたアドバイスというのも頂戴しましたよ!

(← 後編はこちら


古川 ひろ美氏
有限会社BOND – 代表取締役

http://f-bond.co.jp/

父から印刷会社を引き継ぎ、2代目の社長に就任。これからの時代に合わせた企業PRに貢献できる会社としてのさらなる飛躍をめざし、人の感情を解析し、自動で表情や仕草をつけて演出できるキャラクター「スマートアバター」の開発に成功。
そのビジネスモデルの考案を進め、様々なコンペティションに積極的に参加。
2014年第3回DBJ(日本政策投資銀行)女性新ビジネスプランニングコンペティションにおいて、ファイナリストの座を勝ち取る。
他にも、2013年 日本MITベンチャーフォーラムのビジネスプランコンテスト&クリニックで優秀賞受賞、キャロラインケネディ大使公邸にて表彰を受ける。

古川氏の、ビジネスプラン、事業資金とのこれまでの付き合い方は?

DBJ女性新ビジネスプランニングコンペティションは、毎年日本政策投資銀行が開催している革新性や事業性に優れ、発展可能性の高い新ビジネスを対象とした女性起業家のための事業プランのコンテストです。はじめて事業を営む人の他、いわゆる第二創業(業態転換や新規事業への進出)の人も対象のため、私は2代目社長ですが、私の開発した「スマートアバタ―」事業で第二創業としてコンテストに参加しました。

受賞者には、最大1,000万円の事業奨励金が支給されます。私の場合、始めから資金獲得を目標とせず、コンペティションで私の事業を第三者から評価していただくために応募しました。本来事業資金というのは、事業を営む上であって当たり前のものですからコンテストを当てにするのではなく事業を始めるときにすでに準備ができていないといけませんよね。コンテストなどで臨時に資金を獲得できたら、それは事業の運転資金ではなく事業を「さらに」発展させたり、広告費用として利用したり、すでにできている事業の基礎を拡充するために使用できれば、という感覚でした。
実際に、私はこれ以外にも様々なコンテストに積極的に参加しており、ありがたいことにこれまで様々な賞をいただきました。そのことが、事業の信頼性のアップにつながり、新しい取引先への安心素材となったと思います。

起業家、外国人起業家への先輩としてのアドバイスをお願いします。

私自身、父から引き継いだ会社の事業スタイルのリニューアルの経験があります。現在、大企業や自治体の大きなプロジェクトなどで採用いただいたり、様々なメディアで取り上げていただいたりすることができていますが、事業を立ち上げた当初は、信頼のできる誰かからの紹介やお墨付きのパワーというのは大きいもので、私がコンテストに積極的に挑戦しているのはそのためです。
コンテストで勝ち進むには、事業プランを何度を見直したり、プレゼン力を備えたりと、準備のためにたくさんの時間を費やす必要がありますが、信頼できる機関からのお墨付きをいただくことができ、自信の経営者としての素質を高めることができる大きな機会です。特に女性経営者向けのコンテストは多くなってきましたので、NBWAの皆さんにもぜひ参加をお勧めします。
自身の事業が本当に社会で通用するか?本当に必要とされているか?と、推敲する絶好の機会です。
また、外国人で日本で事業を営まれる方にとっても、最近は社会の国際化が進み、私自身もそうですが、言語の壁さえ乗り越えられれば国籍は関係ないと言う方が多くなっていると思います。私自身、素晴らしい事業プランであれば、国籍を問わずお取引できると思います。ぜひ、積極的に挑戦してほしいです。


白根 美保氏
日本政策金融公庫久留米支店 融資第一課長

https://www.jfc.go.jp/

DSC02177日本政策金融公庫は、経営者や起業する人へのスタートアップ支援を提供している。
最近では企業での女性の起用について積極的に取り組むようになってきましたが、やはり女性の管理職というのは金融機関においては珍しく感じる方も多いため、「女性なんですね」とびっくりされる方も多いという。
その反面、女性の企業を促進するための様々な支援プランも増えてきている。女性が事業をスタートアップしやすい時代になってきた今、小さな規模の事業からでもぜひ積極的にトライしてほしい。

事業資金の獲得を念頭に置いた事業プランの立て方について教えてください。

まずは、創業前に必ず押さえておいていただきたいものに、創業の心得10か条があります。
第1条 創業の目的・動機を明確にする
第2条 創業する事業についてのセンスを磨く
第3条 自社の強み(セールスポイント)を明確にする
第4条 家族の理解と協力を得る
第5条 創業に必要な手続き関係を押さえておく
第6条 創業前に取引先を確保しておく
第7条 資金繰りには余裕を持たせる
第8条 自己資金を用意する
第9条 できるだけ創業資金を節約する
第10条 創業計画は納得いくまで練る
特に、事業計画において必要な経費などの設定が甘いケースなどがみられる場合が多いため、できるだけ余裕をもって計画を立てるようにしておけば安心です。

金融機関は、ご返済の確実性を重視して、融資できるか・できないかを判断しています。
たとえば、実際に操業する前に、会社がスタートしたらお取引が開始できるクライアントをできる限り確保しておくことや、事業資金に充てるお金が振り込まれている銀行の通帳に、定期的に入金の記録として残っていること(どこから来たかわからないお金がポンと入金されているよりも継続性の方が重視される、生活資金含め滞納などしていないこと)、そして、当たり前ですが、創業にあたりご家族がそれを支援してくれているか(創業初期、軌道に乗るまでの精神的・経済的サポート)などもチェックしています。

もちろん、「事業計画はわかりやすく」「経営者の能力、信用をアピールできる」「今までの取引実績をアピール」この3つのバランスがとれていて、「何を・誰に・どこで・いくらに・どうやって」提供するのかのストーリーが確立している必要がありますね。

これから創業をお考えの方や創業して間もない方を対象としたフリーダイヤルの相談サービス(0120-154-505)もございますので、ぜひこれから積極的に利用して下さい。

起業家・外国人起業家へアドバイスをお願いします。

融資の審査において、国籍は関係ありませんが、日本に居住し在留許可を持っていること、契約書や融資の条件などを読んで理解できることは最低条件として必要といえるでしょう。
日本人以外の場合は、海外に出て行かれてしまっては資金回収が困難であるため、永住権を持っていることや、日本人の共同経営者や配偶者がいる場合は、審査においてプラスになると思われます。

(→ 後編へ進む